ミャンマーというと、どこの国(?)と首を傾げる人も多いですが、「ビルマの竪琴」、「アウン・サン・スー・チー」と言うと、知っている(!)と手を挙げる人が多くなるでしょう。
ミャンマー国の正式名称は「ユニオン・オブ・ミャンマー」です。以前は「ユニオン・オブ・ビルマ」でした。
1989年、当時の軍事政権が国の正式名称を変更させ、さらに2006年に首都をヤンゴンからネピドーに変更、2010年に国旗まで変更をしました。長く軍事政権が続いたミャンマーは、現在民主化の途上にあります。
ここでは、ミャンマーに関して、いろいろな面において、今のミャンマーを皆さんにご紹介できればと思います。
2018年ミャンマーのGDPが686億USドルとなっており、IMFの推計では2019年は657億ドルになるとの予想です。
ミャンマーは人口5141万人(2014年9月ミャンマー人口省発表)、135民族の多民族国家です。人口の約7割がビルマ族です。多民族国家である故、民族間の問題も多く、最近ニュースに良く出るロヒンギャ難民もそのうちの1つとなります。
2018年では5600万人の人口がいるといわれています。全人口の26%がヤンゴンとマンダレーに居住していて、都市化が進んだ国であると言えます。
ミャンマーの人口ピラミッドはヤマ型をしています。長年続いている戦争の影響で高齢者が少なく、若い生産年齢の割合が大きいです。出生率が年々上昇し、今後も若い世代の人口が増加していくと考えられます。生産人口が増加していく国として、労働市場という観点からミャンマーは極めて魅力が大きいです。