モバイルバンキングの普及
タイではスマートフォンの普及に伴い、銀行のアプリ、いわゆるモバイルバンキングが普及しつつあります。電気代もアプリに登録しておけば、毎月の請求額が自動的に表示され、自分の名前も支払金額も、一切入力する必要がない。
送金ボタンを押せば、即座に送金証明が表示され、保存しておけば、トラブルの心配もありません。個人口座同士の送金も、スマートフォンからいつでもどこでも、気軽に行える。しかも手数料はなし。異なる銀行同士でも手数料は発生しません。
Facebook,InstagramなどのSNSを利用したC2Cビジネスが活性化
このようなモバイルアプリの普及によって、FacebookやInstagramを利用した、商品の個人売買が活性化しています。商品をFacebookやInstagramなどにアップし、価格を表示。送金が確認出来次第、商品を発送。口コミサイトなどを頼りに、消費者は自分の好みのサイトを探し、売り手は、口コミサイトの評判を高められるように、販売価格を抑えたり、スピーディーな発送に余念がありません。
日本とは逆に、B2CよりもC2Cが先に普及したタイの市場は、このようにモバイルバンキングの普及が挙げられます。すでにB2CもLAZADA,Shopeeなどの大手がいろいろなキャンペーンを実施し、顧客の囲い込みを推進しています。
今後、タイでの販売戦略を検討していく上で、Eコマース市場は、避けては通れない課題になると思われます。